">
心臓とは、血液と酸素を全身に運ぶポンプのような役割をする臓器です。 このポンプの動きは、休む事なく、1日に約10万回も繰り返されているのです。
心臓には、血液の流れを一方向に維持するために、4つの弁が存在します。その中の1つで、ちょうどポンプの出口にあたるところにある弁が、大動脈弁です。
これらの弁に何らかの障害が起き、血液が正常に流れなくなった状態を心臓弁膜症といいます。その弁膜症の代表的な疾患が、大動脈弁狭窄症なのです。
大動脈弁狭窄症とは、大動脈弁が狭くなり、血液が正常に流れなくなってしまう病気です。最初は無症状、または軽度の症状のため気づかないことが多いですが、症状が進むと、動悸や息切れなどが出現し、重傷になれば突然死に至ることもあるとても危険な病気です。
下記は正常な弁と狭窄した弁のイラストです。正常な弁は50円玉程度の開きがありますが、狭窄した弁は、50円玉の穴の部分ほどの開きしかなくなります。
大動脈弁狭窄症が原因で下記のような症状が現れると、自然に治癒することはなく、障害が進行する前に素早く治療することが大切です。
大動脈弁狭窄症の治療法は症状の程度によって、薬でコントロールする保存的治療や、弁を手術によって取り替える外科的治療などが行われてきましたが、実は全ての患者さんにそのような外科的治療が適応するわけではありません。
このように外科的治療が不適応の患者さんにとって、新たな治療の選択肢の1つになっているのがTAVIなのです。
TAVIについてや、大動脈弁狭窄症についての詳細は、下記ページをご覧ください。
経験豊富な医師と信頼の実績を誇る当院のハートチームについては、下記ページをご覧ください。
担当 桑原 謙典
毎週木曜日 14:00 - 16:00
(木曜日がご都合悪い場合は連携室にお電話頂ければその他の曜日、時間でも対応致します)
電話番号:072-445-9915(代表) 072-445-9917(連携室)
FAX:072-445-9217